アムステルダム 交換留学生のブログ

留学ってどんなこと? オランダってどんな国? まちづくりに興味あるかも! っていう人向けのブログ

48, コロナの状況②

  

Hoi!

 

コロナの状況が心配なkenです!

 

今日は先日に続いて、オランダのコロナの現状について書きます!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・感染者数
・大学の授業
・友達が…
・近くのスーパーで

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

感染者数

先日アップロードした時は、ちょうど一人目が確認されたときでした。そこから2週間と少し、ここオランダでも感染者数は爆発的に増えています。

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今日18時頃、在蘭日本大使館から来たメールには、3/13現在で感染者数は804人、そのうち10名が亡くなったということです。苦しんでいる方々に心からお見舞い申し上げます。

 

全く気づかない間に、かなり増えてしまったなという印象です。これ以上増えないことを願っていますが、なんせ皆マスクはしないし、手洗いうがいもしてるのか…?という感じなので、増えないことはないでしょう。

 

大学の授業

 

ついに大学も閉鎖されてしまいました。昨日の夜に授業がなくなることが発表になって、今日(金曜日)の朝から授業がありません。

 

授業は少なくとも3/31まで、"physical class"は無し、onlineコースはあるのかも(詳細はまだ不明)という感じです。今受けている授業のテストもキャンセルされてしまい、いつ実施するのかはこれから調整ということだそうです。本当になんてこった…。

 

友達が…

 

知っているだけでも、友達の何人かが帰ることになってしまいました。数少ない日本人の友達の一人も帰国を決めてしまい、また一人、VUの日本人が減ってしまいます。なんてこった…(二回目)。

 

他にも、韓国やチェコ 、フランス人の友達も帰国してしまうのだそうです。こんなことになるとは思っていなかったので正直驚いています。こんなことが続くと、最悪の場合、自分の日本の大学から帰国命令が出てしまうのではないかと不安に思っています。そんな形で帰るのは絶対に嫌です。

 

近くのスーパーで

 

まぁなんとなく起こるのではないかと思っていましたが、モノの買い占めが起きていたようです。自分は行っていないのですが、ルームメイトが最寄りのスーパーに行った際に、ティッシュやパスタ、パンなどが無かったと言っていました。なんてこった…(三回目)。

 

彼とは「それだけは起きて欲しくないね〜」と話していたところだったのでショックです。さてこれからどうしようって感じです。

 

まとめ

そんなわけでオランダのコロナの状況でした。

 

本当に早く落ち着いてほしいと思っている次第です。せっかくの一度きりの楽しくて充実した留学のはずなのに、こんな状況が続くのはちょっと…。

 

読んでいるみなさん、どうかご自愛ください。

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

 

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47, アイルランドの国旗問題

 

Hoi!

 

オランダでもコロナがすごい勢いで広がっており、そろそろやばいと思っているkenです!

 

オランダ国内では3/9現在、321人が陽性と診断されたらしく、ついに自分事になったと感じます。

 

といってもこればっかりはどうしようもないので、アイルランド島の統一国旗について書きたいと思います!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・気になったきっかけ
・地域概観
・代表チームの仕組み
・原因は歴史

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気になったきっかけ

 

気になったきっかけはこのインスタグラムのストーリーでした。以前からラグビーが好きで、試合結果を見ようと思ってフォローしていたアカウントです。

 

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Six Nations Cupのスコア表

 

下に出ている国旗の中にあるのが参加国なのですが、なんか一つだけ違和感ありますよね?そこで、「なんでアイルランド代表の国旗だけがクローバーなの??」が今回のテーマです。

 

地域概観

 

イギリスとアイルランドの位置関係をはっきりさせるため、とりあえず地図を貼っておきます。

 

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こんな感じ。

このうち、イギリスは色のついているところ、アイルランドは白のところです。

 

イギリスと代表チームの仕組み

 

そもそもイギリスの正式名称は「The United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland (グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国)」です。簡単にUKとかBritainなどと呼ばれていますが。

 

めんどくさいので詳細は省きますが、それぞれがもともと違う国であったため、それに従ってイギリス本島(Great Britain)を三つに分けています。南からイングランドウェールズスコットランドです。北アイルランド元々はアイルランドのものでした。イングランドからの入植者が増えた結果イギリスに属することが決まったため、これらがUnited(統合)されて現在の名前通りのKingdomになっているのです。

 

それによってイギリス本島は、ラグビーやサッカーではW杯や今回のSix Nations杯などのように、国から一つではなく各行政単位から一つ代表が出せることになっています。それぞれフラッグも独自のものを持ち、アイデンティティとしても各地域で確固たるものがあるようです。

 

原因は歴史

 

ここからは最初の問題に答えるために二つに分解します。

 

①「アイルランドの代表って何?」と②「なぜクローバーなの?」です。

 

アイルランドの代表というのは、アイルランド島全体の代表

 

ここでポイントとなるのはNorthern Irelandがイギリスの一部ではなく、アイルランドの一部として認められていることです。つまり、違う国籍を持ちうる人が、同じ代表チームとして戦うということなのです。

 

②クローバーは島統一の「非公式な」シンボル

 

長年、宗教と関連して、アイルランドではクローバーが重要なシンボルでした。18世紀には、人々がアイルランドからアメリカに移入した際、三つ葉のクローバーを用いてパレードを行ったという記述があります。これによって、非公式ながらもアイルランド=クローバーの方程式ができあがり、世界的にクローバーが認められるようになったのでしょう。

 

というわけで、「なんでアイルランド代表の国旗だけがクローバーなの???」というはじめの質問には、「アイルランド北アイルランドが違う国同士であることから共通の国旗を使えないため、代わりにアイデンティティとして共通するクローバーを使っている」と答えられそうです。

 

まとめ

 

そんなわけでなんとなく興味があった話をまとめてみました。本当はもっといろいろ議論があるところでしょう。あくまで自分が調べた限りであることを承知の上で読んでいただけたらと思います。

 

次はまちづくりシリーズ第三弾の予定です!

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

調べているときに面白そうなYoutubeを見つけたのでよかったらどうぞ↓

www.youtube.com

www.youtube.com

その他参考文献

https://time.com/5550579/shamrock-history/

コロナに関して使えるサイト↓

https://www.rivm.nl/en/news/current-information-about-novel-coronavirus-covid-19

 

 

 

46, 日記 2/1〜

 

Hoi!

 

久しぶりに天気が良かったので気分上々のkenです!

 

先月あったことを簡単にまとめます!

 

 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・勉強
・Introduction Week
・Delft
・シックス・ネーションズ
・Rotterdam
・Movie Night

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勉強

 

新しい学期が始まりました。今学期の授業は二つ、GlobalisationとChallenges of 21st Centuryというコースで、以前から興味のあったグローバルなトピックについて学んでいます。それぞれ簡単に説明します↓

 

Globalisationは、先生がオランダ議会の議員を務めているらしく、世界情勢やイデオロジー、実際に出席したカンファレンスの話などを政治家の目線からリアルに語ってくれ面白いです。職業柄か、今まで授業を受けてきた他の先生方とは一風異なる雰囲気を醸していて、話し方や立ち居振る舞いなど学ぶところがありました。

 

C21Cも、「絶対にペンとノートを持ってこい」という少し癖の強い先生ですが、学生に話を振って盛り上げてくれる魅力的な先生が担当してくれています。内容はUrbanisation, Environment, Economicsなど多岐にわたる分野を扱います。一つのトピックにつき3回の授業があり、レクチャー/ドキュメンタリー/ゲストレクチャーという構成になっているので退屈することがありません。

 

どちらもとっっても面白くて良いのですが、なんせ課題の量が膨大です。全部合わせると1週間で150-200ページくらいのリーディングがあり、毎日ヒィヒィ言っています(笑)。

 

 

Introduction Week

 

新学期が始まったということで、新しくやってきた留学生を迎えるパーティなどがありました。残念ながらあまり多くは参加できませんでしたが(というかパーティは好きではないのですが)、新しく友達が増えて嬉しいです。

 

半年で帰ってしまう友達が多かったというのは前にも触れた通りなのですが、これのおかげで後期もなんとか生きていけそうです。

 

 

Delft

 

アムステルダムから電車で45分くらいのデルフトという街に行きました。デルフト焼きという青い陶器で有名なところです。初めて訪れました。

 

街の中心にある新教会のタワーに登って、広場のマーケットに行って、旧教会を見てぶらぶら歩きました。オランダ人の友達と行き、彼がオランダやヨーロッパの歴史と教会にあったステンドグラスを関連づけて話してくれたり、今のオランダの王室のあり方など様々なことを教えてくれ、とても楽しかったとともに勉強になりました。

 

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塔の上から見るとこんな感じ

 

シックス・ネーションズ

 

以前から好きだったラグビーの話題です。ヨーロッパ最高峰のラグビー対抗戦 Six Nations が始まり、友人とスポーツバーで観戦しました。

 

オランダではあまり人気のないスポーツなのですが、バーは試合を見る客で大混雑。試合自体はあまりエキサイティングできる内容ではなかったものの、雰囲気を楽しめました(笑)。

 

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人、人、人。

 

そのときに気づいたアイルランドの国旗について、次の記事でシェアしたいと思います。

 

 

Rotterdam 

 

新しくやってきた友達と日帰りでロッテルダムに行きました。去年の10月くらいに訪れて以来二回目の訪問です。

 

ロッテルダム第二次世界大戦の爆撃で多くの建物が破壊され、それらが戦後に建て直されたため、現代建築の街として知られています。今回は、立方体の家やマルクトハルなど定番に加えて、前回行きそびれた旧市街にも行けたので良かったです。

 

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Typical Dutch Weather

 

今のところ、今年の目標の一つにしている「オランダをもっとめぐる」をできていて良い感じです。

 

Movie Night

 

新しいルームメイトがやってきました。ドイツ人ですが、VUのフルタイムの学生です。その彼がプロジェクターを持っているのでそれを投影機にして、Netflixにある「紅の豚」を一緒に見ました。

 

たまたまリーディングで疲れていた日だったので良いリフレッシュができたこと、映画の内容から戦争の話に飛んで色々話せたことが興味深かったです。

 

また3月中に違う映画でやりたいです!

 

 

まとめ

 

そんな2月でした。バタバタしたせいかあっという間だった気がします。

 

3月になったので早く暖かくなってほしいと思う今日この頃です!

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

あ、質問等あればなんでもどうぞ〜〜 

 

 

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45, オランダのコロナの状況

 

Hoi!

 

 

先日自転車を盗まれたkenです!お気に入りだったのでめっちゃ悲しい(泣)

 

さて今回はタイトルの通り、世界で話題になっているコロナの現状について書きたいと思います。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・オランダでの感染者数
・オランダ人の様子
・友達との会話

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

オランダでの感染者数

 

オランダでの感染者はこの記事を書いている2020年2月27日20:00(CET)の時点ではなんと0です。

(追記)

って言ってるそばから確認されました。オランダ南部の都市Tilburg在住の方で、最近ドイツへ訪れていたようです。(オランダ大使館からのメールではイタリアに行っていたって書いてありました。まぁそれはさておき。)

 

オランダと国境の接しているドイツのLimburgというところでは確認されているようですが、オランダではまだ確認されていません。 (削除: 同日22時30分 CET)

 

 

オランダ人の様子

 

今日アムステルダムの中心部を回りましたが、街ゆく人々を見ても特に変わった様子はありませんでした。マスクをしている人もいませんでした。

 

そもそも、オランダのみならずヨーロッパ各国でマスクをする人は「病人」認定されるらしく、街中でマスクをしている人は本当に見たことがありません。マスクをしてまで出かけるほど無理をしないこと、そもそもマスクをして予防する習慣がないことが理由として挙げられます。国民性ですね。

 

 

友達との会話

 

だからといって全く話題になっていないかと言うと、そうではありません。今や世界的な問題となりつつあることから、色々な友達と話をします。

 

「ヨーロッパで一番早くコロナが来るのはオランダだと思っていた」とか、「パリの中心部から中国人がいなくてなんか変」、「自分の大学もお店も全部閉まっててヤバイ」とか色々です。半年でイタリアに帰った友達にテキストしてみたり、香港の友達にメッセージ送ってみたところ、ひとまず友人は無事なようで何よりです。

 

でもいつオランダにも来るのかと不安は消えません。ひとまず一刻も早く収束の方向に向かってほしいと思っています。

 

 

まとめ

 

というわけでオランダのコロナの状況でした。またそのうち近況報告をします!

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

 

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44, 〜まちづくりシリーズ2 Bijlmermeer〜

  

 

Hoi!

 

前回の投稿からかなり間があきましたが元気にやっていますkenです!

 

 

今回はまちづくりシリーズ第二弾としてヨーロッパのモダニズム建築の著名な”失敗作”であるBijlmermeer(バイマールミーア、以下Bijlmer)を見てたいと思います!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・いったいどこ?
・何があった?
・なぜ失敗したのか?
・反省すること

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いったいどこ?

 

アムステルダム中心部から南東方向にあるDiemenのさらに南。アヤックスの本拠地であるヨハン・クライフ・アレナの近く位置しています。Central Stationからはメトロで15分といったところです。

 

 

何があった?

 

話の始まりは第二次世界大戦前に遡ります。1930-40年代、モダニズム建築が流行し、ル・ゴルビュジェやゲオルグジークフリートらがオランダの建築界を席巻しました。

 

その流れにおいて、彼らは都市の中心から離れたところにモダニズムのアパートを建てようとしたわけです。ただ、この時は世界恐慌第二次世界大戦の真っ只中。というわけで一旦白紙に。

 

戦後もモダニズムの流れが続き、戦争からの復興と発展を目指して多くのモダニズム建築が建てられました。そのうちの一つがこのBijlmerだったわけです。

 

郊外にできた新しい建物だったことから「緑生い茂る木や自然に囲まれた現代的なマンション」を謳って1960年代に最初の数棟が完成し、1970年代にも工事は続いていました。しかしモダニストの推進した1930-40年代のスタイルは、世界の新しいトレンドとは食い違い始めました。加えて、建設予定だったショッピングエリアやメトロといった基礎的インフラの整備が遅れ、住民の生活に支障を与えました。

 

その結果、多くの住人が出ていくことになってしまい、空き部屋が増えて犯罪の温床となり、モダニズム建築の失敗作が完成したというわけです。

 

ちなみにその頃オランダから独立するかしないかの瀬戸際だったスリナム(suriname) の人々がオランダに定住権を求めてやってきて、彼らが市内で落ち着いたのがこのBijlmerであり、今も多くの人が住んでいると記述があります。

 

 

なぜ失敗したのか?

 

さていったいなぜこのBijlmerのプロジェクトは失敗に至ったのでしょうか?考えられる理由は3つあります。

 

①基礎的インフラの整備の遅れ

 

これが最も致命的だったようです。調べてみた限り、完成しているはずだった地下鉄がまだまだだったり、道路が舗装されていなかったり、買い物できるお店の完成が遅かったり、と郊外に建てたことが裏目に出るようなことが起きてしまったようです。

 

世界のどこであっても、建物の立地と公共インフラの関係性は見落とせない要素であると言えるでしょう。

 

 

②トレンドからの逸脱

 

先にも述べた通り、1970年代はモダニズムが世界的なトレンドでは無くなってしまいました。そりゃせっかく住むのなら時代の潮流にのった美しい建物に住みたいですよね。

 

「新しく作ってやるけど、1930年代のトレンドと同じように作られた家の間取りや外観と同じ家に住め」って言われて住む人はあまりいないのではないでしょうか。そういうことです。

 

 

③とてつもなくシンプルな外観

 

モダニズム建築の特徴として以下が挙げられます。(Wikipediaより)

 

モダニズム建築の多くは装飾のない直線的構成を持つ立方体を特徴とし、「豆腐のような」「白い箱」と揶揄される。機能的・合理的で、地域性や民族性を超えた普遍的なデザインとされた。

 

ゴシック建築ロココ様式などとは違って、全くと言ってもいいほど装飾をしないのが特徴です。それゆえ建物の外観が同じになってしまいシンプルすぎたこと、Bijlmerの住民でさえも混乱する集合住宅の見た目で、面白みに欠けていたのです。

 

 

反省すること

 

プロジェクトの失敗の原因を分析したときに以下のサイトを参照しましたが、ここに書いてあることは全てしっかり当てはまっていました。

www.buildriteconstruction.com

 

こういうことがあってはいけないんだなと納得した次第です。社会人として働くときにも使えそうな考えだなと思いました。

 

戦前のモダニズムの流れが永遠と続くという見立てが甘かったということが言えるでしょう。時代の流れに合ったものを作り上げていかなければいけないのだなと思います。

 

 

まとめ

 

成功例はもちろん学ぶ点は多いですが、失敗例を反面教師にして学ぶ点の方が多いと個人的には思っています。

 

そんなわけで失敗作の紹介でした。

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

参考文献:

oma.eu

99percentinvisible.org

ja.wikipedia.org

Failued Architectures: 

https://www.arcgis.com/apps/Cascade/index.html?appid=41551fb618714dd6b8ca54b586fdb0b3

The Failures of European Modernism

https://failedarchitecture.com/the-story-behind-the-failure-revisioning-amsterdam-bijlmermeer/

 

 こちらもどうぞ↓

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43, 日記 1/1〜

 

 

Hoi!

 

新しいルームメイトがやって来たkenです!

 

 

一月のまとめをします!

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・グループワーク×フィールドワーク
・グローニンゲン
・友達が来た③
・コンセルトヘボウ
・連日のお別れ会
・新しい友達

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

グループワーク×フィールドワーク

 

今月もしっかり授業がありました。ピリオド3は1月だけを使って行う集中コースみたいな形になっていて、他の大学冬休みなのに…と思いつつなんとか終えました。

 

Urban Studiesというコースで、都市内のanthropologyに焦点を当てた内容になっていました。グループでテーマを決めてフィールドワーク、一般人へのインタビュー、専門家へのインタビュー、最後はポスター発表、そしてテストまであるという盛り沢山な内容になっていました。今回は大学入ってから一番辛い授業で本当に消耗したと言えるくらい、かなり大変でした(笑)。

 

私のチームはVUの正規学生のモビリティ、特に通学に焦点を当てて研究し、メンタルマップを書いてもらったり、授業で扱ったコンセプトを応用したりしながら進めた結果、ポスターでは8.0を取ることができました!テストもなんとかなってくれているといいのですが…。

 

ひとまずテストが終わったのでゆっくりリフレッシュしたいと思っています。

 

グローニンゲン

 

New Years Resolutionにあげた「オランダを見てまわる」の第一弾としてオランダ北部に位置するグローニンゲン(フローニンゲン?)に行って来ました。

 

アムステルダムから電車に揺られること二時間。友達とおしゃべりしながらゆっくり市内を見てまわり、教会のタワーに登ったり、パン食べ放題のお洒落なお店でランチをしたりしてとても充実した1日でした。

 

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グローニンゲン大学

友達が来た③

 

フィンランドから日本人の友達が遊びに来てくれました。一日だけの短い間でしたが市内を案内しつつ、有名なアップルパイの店に行き、Rijiksmuseumに行くなどして楽しみました。museumでは、偶然日本人のおば様お二人と会って、そのままカフェでコーヒーをご馳走になったりもしました。面白い週末でした。アムステルダムに来るかたがいればぜひ連絡ください。

 

コンセルトヘボウ

 

世界三大コンサートホールのうちの一つ、コンセルトヘボウにようやく行ってきました。毎週水曜お昼にある無料のランチコンサートに参加してきたのです。

 

この日はギターの演奏がメインの日だったらしく、4人のギタリストが登壇して演奏していました。ギターといってもロックのバンドのような荒々しいギターではなく、バイオリンを弾くときのような、クラシックなスタイルでした。久しぶりに本格的な音楽の演奏を聴けて心が洗われた気持ちです。

 

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こんな感じのホールでした

連日のお別れ会

 

半年間留学の人は1月が最後でした。一年間残る身としては寂しい思いもありますが、時がきてしまったものは仕方ない、ということで連日お別れ会を開きました。

 

一緒に料理を作ってご飯食べて、最後に一緒に買い物に行ったり、手紙を書いて写真撮って…と留学が始まって半年、「色々あって楽しかったな〜」と思い出された次第です。仲の良かった友達は皆帰国してしまったのでまた頑張って友達の輪を広げていきたいと思います。

 

新しい友達

 

新しいルームメイトがやってきました!ドイツ人ですがVUの三年生だということで、同じコースの友達を多く知っているらしく、昨日はその友達らと一緒に家で楽しくビールを飲んで話したりしました。今後も一緒に仲良くやっていけたらと思います!

 

 

まとめ

 

超簡単になってしまいましたが、こんな感じの1ヶ月でした。

 

最近のことですが、本気で英語を勉強すべく日本語を断つようにし始めました。なので今後は更新頻度が落ちていくと思いますが、留学が終わるまでには50記事は達成できるように頑張ります!都市シリーズもまだ一つしか書いてないし…。

 

というわけでまたそのうち!

 

Dank u!

 

 

 

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42, 〜東欧旅行の振り返り②〜

  

Hoi!

 

 

 

この前書いていたことの後半編です!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・驚いたこと
 ①英語が通じん。(リトアニア&ポーランド)
 ②建築様式とソ連の影響(リトアニア&ポーランド)
 ③食べ物が似てる(リトアニア&ポーランド)
・4つの旧市街を見比べてみての感想
 ①中心の広場とその設計理論
 ②再建するのもアリ
 ③旧市街に隣接した高層ビルもある

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

①英語が通じん。

 

困ったことに、ラトビアからリトアニアポーランドと南に行くにつれ、あまり英語を話さない人が多くなっていった印象を受けました。自分の周りから聞こえる英語も減っていった気がします。

 

例えば、リトアニアビリニュスのスーパーで「お酒のコーナーって何時に閉まるの?」って店員さんに聞いたところ、「ええと、ええと、あれだよあれ、7じゃなくて…」って言った後に自分が「8時?」って聞いたら「そうそれ!」っていう返事をされました。

 

もう一つ。ワルシャワ駅から空港に行く切符を買うときでした。駅の窓口でチケットを買おうとしたのですが、その担当してくれた方が全く英語が話せない人だったのか、ホームや時間など全てポーランド語で説明されました。「数字くらい英語で教えてくれてもいいのに…。」と思いつつ何がなんだか全くわからず困り果てましたが、チケットに書いてある数字からプラットフォームを予測して歩いてみて、なんとか電車に乗ることができました。

 

東欧諸国はソ連の一部だったことから、きっと英語<ロシア語なんだろうなと勝手に推測しているのですが、オランダ人と比べてしまうと英語を話す人の割合が低く、英語を主として使う旅行者にとっては大変だなと感じました。

 

非ネイティブの国であっても、スーパーの店員さんですら英語を理解してコミュニケーションが取れる国・オランダのすごさをひしひしと感じました。

 

そして今年の夏から行われる東京オランピックパラリンピックの際には、日本は大丈夫なのだろうかと一抹の不安が頭をよぎりました。

 

 

②建築様式とソ連の影響

 

面白かった点はハード面でも見られました。リトアニアポーランドへバスで到着するとき、バスの車窓から見えた建物がいかにもソビエトを想起させるようなものだったのです。興味を持ったので調べてみると、"フルシチョフカ"という名前のソビエト時代に建てられた5階建ての集合住宅の様式であることがわかりました。

 

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こんな感じの灰色の建物

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きれいに5階建てになってるのは当時の建築法のせいらしい


 

ハコ型の建物がいくつも並んでいるところを見るとなんとも不思議な気持ちに襲われ、ソビエトの崩壊から30年近く経った今でも、未だにこうしたところでソビエト時代の面影を残していることにある種のノスタルジーを感じました。

 

これに加え、オランダにあるような現代的な地下鉄の駅や空間があまりないように感じました。「モダン」という言葉からイメージされるような新しい建物や斬新なデザインのモノがあまりなく、どことなく物足りない/平凡な印象を受けました。自分が見かけなかっただけかもしれませんが。

 

 

③食べ物が似てる

 

リトアニアからポーランドに移動してご飯を食べに行ったときに感じました。食べ物が似ている。

 

この2カ国に関しては先にも出てきた通り旧ソ連の一員です。地理的にも隣り合っているし、国土の面積こそ違えど収穫できるものは大方同じなのでしょう。

 

ちなみに一番期待していたのはピエロギという餃子風のモノだったのですが、両国でそれぞれ実食してみたところ量・値段・味ともにほぼ同じでした。これを食べればお腹一杯になることは間違いありません。

 

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中には肉が詰まってます

他にも黒パンやポテトパンケーキ(いももちみたいなもの)、カッテージチーズのチョコ包みなどスーパーでは同じようなものが売られていました。

 

 

 

4つの旧市街を見比べてみての感想

 

さて、今回の旅の目的であった世界遺産の旧市街の利活用方法についてです。

 

旧市街とその周辺を見てまわったことで気付いたこと/知ったことは三つあります。

 

 

 ①中心の広場とその設計理論

 

旧市街の4つに共通していたのは中心となる広場があること、その広場が理論上理想的な形をしていたことです。

 

タリンのラエコヤ広場、リガの聖ペテロ教会のそばの広場、ビリニュスの大聖堂広場、ワルシャワのオールドマーケットスクエア。過去にその場所が都市に住む人々の中心として機能し、放射状に、地理的条件などの障害がある場合には一方向に都市が発展していったものと考えられます。この点に気付いたときは興味深いと感じました。日本で世界遺産に登録されている京都では広場は見られないと思い、ヨーロッパらしさを感じました。

 

理想的な理論に合致しているとはこっちの授業で学んだ内容です。建築家のカミロジッテが述べている「広場の五原則」に合致している部分が多くなっていました。理論と現実の関係を知ることができました。

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タリンのラエコヤ広場


 

 

 ②再建するのもアリ

 

旧市街地が破壊されてしまっても再建して復興すれば、場合によっては世界遺産には登録可能だということです。

 

具体的にはワルシャワの旧市街地です。ワルシャワの旧市街地は第二次世界大戦の影響により完全に破壊されてしまったそうです。しかし、戦後に旧市街の復興計画を立てて再現することに成功した結果、現在世界遺産に登録されています。

 

世界遺産の求める「真正性」に合致しないのでは…?と思ったのですが、調べてみるとその復元過程が評価されたとのことでした。新しい考え方である感じがします。

 

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ワルシャワの旧市街地

 

 ③旧市街に隣接した高層ビルもある

 

これは超個人的な見解なので人それぞれかと思いますが、エストニアの丘の上から見た景色が少しショックでした。せっかくきれいな街並みを残しているのに、すぐそばにその景色に水を差すようなビルが建っていたからです。

 

確かにそのビルの建つ場所は旧市街から外れており、UNESCOの世界遺産の登録範囲ではありません。したがって基本的には、その土地にビルを建てて良いかどうかは市側の折衝ということになるのでしょう。しかし景観の保存の観点からすればそこにビルが建設されてしまったことの残念さは否めません。旧市街の景色を保存するために他のエリアに建てたりできなかったものかと感じてしまいます。

 

アムステルダムの場合、高い丘のような場所がないこともあり、ビジネス街は中心部から見えないようになっているし、ビジネス街も旧市街に直接的に隣接はしていません。(ここの写真だけ見つからなかったので略です)

 

景観に対して大幅に考え方に差があることを実感しました。

 

 

まとめ

 

まぁそんな感じの東欧旅行でした。

 

次からはまた都市計画シリーズを始めたいと思います。

 

それでは!

 

Dank u!

 

 

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